水溜り

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『罪人楽園』を読んだ感想等

こんにちは、aqaです

今回は『罪人楽園』というライトノベルを読んだ感想などを書き連ねていきます。

普段感想を言語化したりしない上にあらすじなんて初めて書いたので読み辛いと思いますがご容赦ください。

 

 

・あらすじ

世界最大のグレイルラント大陸、その地下に広がる大迷宮!

その大迷宮に潜り、魔物を狩ったり魔石や薬草を集めたりする『探窟者』。

そんな探窟者の中でも実力者揃いの有名パーティの一員であった主人公だが、

大迷宮の深層にて未知の魔物に出会い、パーティメンバーが全滅してしまう。

運良く生き残り、地上に帰還した主人公は、探窟者を引退し酒に溺れる日々を送っていた。

そんな中とある刑務所で暴動が起き、大量の罪人が脱獄し大迷宮へと身を隠した。

罪人には懸賞金がかけられ、賞金目当てで大迷宮に潜る探窟者や腕自慢たちがグレイルラントに集まった。

罪人が脱獄した例の暴動騒ぎから程なく、かつてのパーティメンバーの仇が生きていると知った主人公は再び大迷宮に潜り……!?

みたいなお話です。だいぶ端折りました。

 

・キャラクター

ウィル・ロウエン…主人公。めちゃ強で有名だったパーティの唯一の生き残り。生きている探窟者の中で誰よりも深い層までたどり着いた人物。探窟者を引退していたが、パーティメンバーの仇である魔物が生きていると知って再び迷宮に潜ることに。

リズリット・モーズリー…探窟者ではなく『刻印騎士』見習い。腕に自身があったため賞金目当てで大迷宮に潜るように。

オーレリア・ブリンク…『赤騎士』と呼ばれる罪人。とても高い懸賞金がかかっており、脱獄した罪人の中でも5本の指に入る程の実力者。

ミザリー・ダーマー…『鎖鋸剣の魔女』と呼ばれる処刑人。脱走した罪人達を始末するために外に出された大罪人。チェーンソーの様な巨大な大剣を用いて戦う。

シスカ・フラニカ…ミザリーを見張り、処刑人として仕事をさせている監察官。自身もそれなりの実力者。

アラネア…上半身が人間、下半身が蜘蛛である未知の魔物。

 

・感想

異世界というほど異世界でもなく、現代というほど現代でもない、そんな世界でのダークファンタジーです。

主人公サイドがめちゃ強いので、「もしかしてヤバイのでは!?」って状況になっても割とあっさりとピンチを切り抜けられるので、読んでいて爽快感があります。

しかし普通に人がばったばったと死んでいくし、なかなかにグロテスクな描写もままありますので、そういう描写が苦手な方は覚悟したほうがいいかもしれません。

同筆者の別作品にはなってしまうのですが『サイコメ』という作品を読んだことのある方なら懐かしいな、と感じるでしょう。(私は感じました)

ミザリーなどは特にキャラの性格がぶっ飛んでおり、ハイテンションなシリアルキラーといった感じです。でも可愛いです。めっちゃ可愛いです。

ネタバレしないように感想考えたらめっちゃ内容のない感想になってしまった。

とりあえず私から言えるのは、「ミザリーがめちゃめちゃに可愛い!!」

ということと、「アラネアも恐ろしくかわいい!!」

ということくらいですかね。

 

下の方にネタバレありで感想等書きます。

「ネタバレ気にしないよ」って人とか

「もう本読んだよ」って人だけ見てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ここからネタバレ有りで書きます。

 

・キャラクター

ウィル・ロウエン…主人公。未知の魔物に襲われてパーティが壊滅し、死にそうになっていたところをアラネアに救われ、心臓に『禍回復』という魔紋を刻まれる。1年前に殺されたと思っていたアラネアが生きていることを知り、再びアラネアに会うため大迷宮に潜る。

オーレリア・ブリンク…『赤騎士』と呼ばれる罪人。元『刻印騎士』であり『英雄』であったが、戦場で生き残るために人を殺め続け、心が壊れてシリアルキラーとなった。元々は生き残るために人を殺めていたが、今では人を殺めるために生きている。

ミザリー・ダーマー…『鎖鋸剣の魔女』と呼ばれる大罪人。『最悪にして災厄の魔女、キルマリア・クライスト』によって生み出された殺すためだけの存在。普段はシスカによって枷をつけられているため使用できないが、本来の戦い方は強力な魔法による殲滅であり、大剣はただの玩具。

シスカ・フラニカ…ミザリーを見張り、処刑人として仕事をさせている監察官。監獄に収容している罪人達にミザリーの魔紋を模倣した魔紋を刻み、人体実験を行っていた。

アラネア…大迷宮の深層にて蛸のような魔物に襲われて死にかけていたウィルを助け、『禍回復』の魔紋を刻んだ上半身が人間で下半身が蜘蛛の魔物。上半身と下半身それぞれに心臓があり、どちらかの心臓が無事であれば自身に施された『禍回復』で回復できる。戦闘力が著しく下がるが、一応人間の姿になることも可能。

 

・感想

物語が進むに連れて敵味方が結構反転するので、読み進めていて「このキャラは本当に信用できるのか?」とかずっと考えながら読んでいました。シスカは割と序盤から「この女胡散臭いなぁ」って思ってたら案の定黒くて、1巻の内に袂を分かってくれて「良かった~~~~~~~~~」と心の底から思いました。

 

アラネアに関しては最初の登場シーンが完全にウィルのパーティを壊滅させた魔物って感じで描かれてて「まじかー、この可愛い子敵側なのかー。残念だ…」って思ってました。

実際にはめっちゃ友好的というか、唯一ずっとウィルの味方でいてくれた存在だったんですがね。アラネアちゃんマジ天使。

 

ミザリーは『鎖鋸剣の魔女』と呼ばれていたため、はじめから「本当の武器は大剣ではないんだろうなぁ」と思っていたら案の定で、はちゃめちゃな魔女様でしたね。

ミザリーのテンションや思考が、水城先生が書いてた別作品のどこかのガスマスク娘に似ていて、懐かしく感じるとともに、なぜか切ない気持ちになり泣きそうになってしまいました。

 

罪人たちや魔物とのバトルが何度かありますが、主人公サイドがあまりにも強いこと、主人公自身がほぼ不死身であることから「まぁ負けないだろ」っていう心構えで読み進められるので、その点ではストレスは少ないかなと思います。

が、先に述べたとおり話が進むに連れて敵味方が反転しまくるので、新しい敵が出て来たときは「まぁ大丈夫でしょ」で済むんですが、味方だっためっちゃ強いキャラに寝返られたときは「大丈夫か!?ウィルくん死なないか!?」ってハラハラしました。そんなときはアラネアだけが救いでしたね。私もアラネアに膝枕されたい。

あと、重要っぽい登場の仕方をしたキャラクターも普通にばったばった殺されるので、主人公以外の誰かがやられないか、という点では常にハラハラしてましたね。

 

最終的に枷を外され自由になったミザリー、オーレリア、ウィル、アラネアで探窟を続けることになり、「めちゃ強メンバーだらけだし裏切りもなさそうで安心だ~」って思ってたんですが、最後の最後に『新たな驚異がすぐそこにまで、迫っているとも知らずに』という一文があり、このメンバーに対抗しうる脅威なのか、もし対抗しうる脅威だったとして、どうやって切り抜けるのか、など非常に続きが楽しみです。

また、殺しに対しても無邪気で、純粋であるミザリーがウィルへの好意を自覚し、今後どうアプローチしていくのかも非常に気になりますね。

 

 

・オタクの叫び

水城先生の作品は『サイコメ』以来なんですが、ミザリーが出てくるたびに

どこぞのガスマスク娘が脳裏をよぎってあまりにも切なくなりすぎた。

れんこおおおおおおおおおおおおおお愛してるぞおおおおおおおおおおおおおおお

 

サイコメしか水城水城作品を読んでいない私が語るのもおこがましいですが

水城先生が「罪人楽園は著者の好みを詰め込んだ作品」であると言っている通り、水城先生っぽさ全開の作風に仕上がっているなぁという感想です。

サイコメの世界観に惹かれ水城先生を知った私からすると、あまりにも嬉しく、読んでいて楽しい作品でした。

 

 

 

この記事を読んでほんの少しでも『罪人楽園』に興味が湧いた方、面白そうだと思った方、ぜひ購入してご自身の目で物語を体験してみてください。

 

普段感想とかを言語化しないのであまりにも稚拙な文章ばかりで非常に申し訳ないです。

読みにくいとは思いますがお許しいただければと思います。

 

 

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